大山蓮華

先日のお稽古では大山蓮華と雪の下を使いました。

どちらも花の特性を理解した上で器の選択をする必要がありますし、簡単な花材ではありませんね。雪の下は可憐で丸い葉が美しく素敵な作品が多く見られました。葉の美しさも重要であること、参加した皆さんは理解されているようです。

さて、大山蓮華についてはモクレンの仲間ですが少し違います。小ぶりなので茶花としても貴重ですが出自を知らない方も多いのでは。大山とは大峰山を指し、その昔修験者しかいない信仰の山でした。奥深い山に自生しており天然記念物に指定されています。蓮華とは仏の世界のハスを指しています。また香りがとても良く甘いので、山でこの花に出会った修験者はいかばかりだったでしょう。

お稽古も終わりかけた頃、ある方の蕾がちだった大山蓮華がパッと開いて「いい香り」と皆さんで香りを楽しみました。

如月

5名の方が参加されました。

昨日の教室では古瀬戸瓶子、李朝面取り壺、須恵器、漆桶等

皆さん思い思いの器でお稽古しました。

花はミツマタ、シロモジ、白桃、薇。

「花が美しいのではなく美しい花があるだけ」小林秀雄

ミツマタ

9月のお稽古

秋のきりんそう、野紺菊、ガマズミ、ヨツドメ

民具の箕を花の器に見立てることで初秋の風情を表しました。

漆桶や須恵器など皆さん思い思いの器に入れました(五名参加)。

#日本文化体験