酒井抱一の秋草図屏風が東博で公開されています。
数ある抱一の秋草図の中でも出色の作品。
こちらのお稽古で入れている全てがこの一隻に描かれています。
20年ぶりの貴重な展示になります。(〜10/15まで)
葛の葉と葛の花、葛の流れる線、強弱や間(何もない空間)
(女郎花 萩 ススキ 菊)の重なりなどは比類なきものです。
花の教室 10/19、10/21、11/4、11/7、11/18、11/23、11/28
酒井抱一の秋草図屏風が東博で公開されています。
数ある抱一の秋草図の中でも出色の作品。
こちらのお稽古で入れている全てがこの一隻に描かれています。
20年ぶりの貴重な展示になります。(〜10/15まで)
葛の葉と葛の花、葛の流れる線、強弱や間(何もない空間)
(女郎花 萩 ススキ 菊)の重なりなどは比類なきものです。
花の教室 10/19、10/21、11/4、11/7、11/18、11/23、11/28
先日のお稽古では大山蓮華と雪の下を使いました。
どちらも花の特性を理解した上で器の選択をする必要がありますし、簡単な花材ではありませんね。雪の下は可憐で丸い葉が美しく素敵な作品が多く見られました。葉の美しさも重要であること、参加した皆さんは理解されているようです。
さて、大山蓮華についてはモクレンの仲間ですが少し違います。小ぶりなので茶花としても貴重ですが出自を知らない方も多いのでは。大山とは大峰山を指し、その昔修験者しかいない信仰の山でした。奥深い山に自生しており天然記念物に指定されています。蓮華とは仏の世界のハスを指しています。また香りがとても良く甘いので、山でこの花に出会った修験者はいかばかりだったでしょう。
お稽古も終わりかけた頃、ある方の蕾がちだった大山蓮華がパッと開いて「いい香り」と皆さんで香りを楽しみました。
5名の方が参加されました。
昨日の教室では古瀬戸瓶子、李朝面取り壺、須恵器、漆桶等
皆さん思い思いの器でお稽古しました。
花はミツマタ、シロモジ、白桃、薇。
「花が美しいのではなく美しい花があるだけ」小林秀雄
秋のきりんそう、野紺菊、ガマズミ、ヨツドメ
民具の箕を花の器に見立てることで初秋の風情を表しました。
漆桶や須恵器など皆さん思い思いの器に入れました(五名参加)。
#日本文化体験
7月~9月期の教室予定
7月7日(木) 9日(土) 19日(火) 23日(土)
8月2日(火) 6日(土) 20日(土) 23日(火)
9月8日(木) 10日(土) 20日(火) 24日(土)
教室ページ、infoをご覧の上お申し込み下さい。
小間のお稽古風景
露地の雪の下を平籠に入れました。
雪の下の名前の由来は諸説あるようですが、名前の響きからも何処か浪漫を感じさせてくれる花です。
器は古い竹籠ですが一般的に好まれる使いこまれた艶だとか飴色の美しさはありません。
時代を経て白く寂びていますが傷みもなく花を受け入れてくれます。
竹のしなやかさが為せる技でしょうか。
先日のお稽古ではあまり登場しない鬱金桜を使いました。
淡いきいろみを帯びた遅咲きの桜。
ちょっと見たら梨かしらと思う。
名前の由来はその名のとうりウコンから来ていて、酒造メーカーの黄桜は鬱金桜のことなんですね。
鬱金染めのはなし。美しい黄色は琉球紅型の染料としても使われてきました。
また殺菌作用があり病原菌を寄せ付けないといわれています。その為、御茶碗や大切な美術品を包む布として今日も重宝されているのです。
室町時代に伝来したといわれていますが、古墳から見つかったという例もありわかりません。歴史は塗り替えられるものなので。
みるひともなき 山里のさくらはな
東北の春に思いを馳せながら古民具のまとりに吉野桜。
先日のお稽古では3メートルからの枝を分けました。次回の花の教室は4/9です。
唐桃。苔枝。
奈良時代杏の花は唐桃と呼ばれていました。
海を渡って来る花も鳥も穏やかに春を告げよと願います。
4月より土曜日クラスを開設します。
花器は全て骨董の器を見立てるところから始まります。
初心者の方もていねいに指導します。
春から新しいことを始めてみませんか。
お稽古の詳細は教室のページをご覧下さい。