先日のお稽古ではあまり登場しない鬱金桜を使いました。
淡いきいろみを帯びた遅咲きの桜。
ちょっと見たら梨かしらと思う。
名前の由来はその名のとうりウコンから来ていて、酒造メーカーの黄桜は鬱金桜のことなんですね。
鬱金染めのはなし。美しい黄色は琉球紅型の染料としても使われてきました。
また殺菌作用があり病原菌を寄せ付けないといわれています。その為、御茶碗や大切な美術品を包む布として今日も重宝されているのです。
室町時代に伝来したといわれていますが、古墳から見つかったという例もありわかりません。歴史は塗り替えられるものなので。